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ミナミノシマセイカツ

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この嬉しさは一入

沢山のお祝いのメッセージを頂けて大変嬉しゅうございます。 
この場を借りてお礼申し上げます。

ありがとう皆様~ ♡らぶ♡

実はこの結果に至るには色々大変な事があったのですよ。



私、いわゆる「不妊症」でした。 前の結婚では若かった事もあり、子作りを真剣に考えた事もなく、自然に妊娠しない事に関してもそんなに深く悩んだ事も無かったんですよね。
でも大将と再婚して、年齢的な事ももちろんあったけど とにかく大将との子供が欲しい!と切実に思う様になったんです。
そして叩いた不妊科のドア。

初めは自分が大きな問題を抱えてて、高度な治療を受けなければ妊娠の可能性が低いなんて夢にも思わず。 多分2~3ヶ月簡単な治療を受けて薬でも飲めば出来るもんだと思ってたんですが・・・  様々な検査で出てくる問題の数々!! 
実際は前者のケースとなりました。

簡単に私の症状を説明しますね。
・多嚢胞性卵巣症候群  卵が通常よりも多く作られてしまって、それを包む卵胞から排卵が起こり難くなる。(その為長年生理不順でした)
・高プロラクチン血症   母乳を作る為に活躍するホルモンが妊娠していないにも関らず多量に放出されてしまい受精障害を起す。
・卵管通過障害      卵管が細く、精子や受精卵の通過に障害が起こる。
・受精障害         卵子の殻が固い為に精子が入り込めない。

・・・とまぁ こんなに問題が盛り沢山だったのです。
これじゃあいくら基礎体温つけて、排卵日みつけて、大将と「夫婦生活」(←これ、通ってた不妊科での表現です・笑)しても無理。
そして結局「体外顕微授精の手術」を受ける事にしたのです。 

良質な卵を沢山作るため 大量のホルモン剤を飲んだり打ったり。 その副作用で腹水が溜まってしまい入院する騒ぎにまで陥ったり。
会社にも沢山迷惑かけたけど 上司に理解があって、協力を仰いでもらったり。
実際痛みを感じない大将に当たったり。 友達を心配させたり。
治療費も高いから、私も大将も貯金切り崩したり。 泣いたり、苦しかったり、痛かったり、辛かったり。

治療を始める前は、この「人の手を使っての妊娠」に多少抵抗があったのは事実です。 あくまでも妊娠とは「授かりモノ」とか「神のみぞ知る」という感が強かったから。
でも治療をして行くうちに欲が出てきてしまうものなんですよ~ あともうワンステップで成功するかも・・・あともうワンステップで・・・ の繰り返しになって行く。
ある程度痛い思いしてxx万までお金を費やせば成功が約束されている、なんてものではないから諦めるタイミングが掴めなくなってくるんですよね。 真っ暗なトンネルの中を手探りで出口を探してるような心境が2年以上も続きました。

生まれて始めて妊娠検査薬の陽性サインを観た時はもう絶叫ですよ!!
そして今安定期に入り一安心。
「不妊治療」をこのBlogでカミングアウトするのも躊躇しましたが、多くの人がこの事に関心を抱いて理解を深めてくれたらいいなと思って書いてみました。
今、出産される赤ちゃんの約50~60人に1人は体外受精によって命を授かった子です。つまり学年に1人以上はいるって事ですよね。 そう考えると多いんだなって思います。

さてさて、これからお腹は大きくなってくるし 胎動も感じるだろうし。 なんたって生まれた後が大変ですけどね。 ここまで辛い思いして出来た子だから異常に溺愛してしまいそうだけど、でも甘やかし過ぎぬよう ニッポンの肝っ玉母ちゃん精神で頑張ります!! 
  
by Fujiko_san | 2006-11-29 00:59